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2019.09.24 プログラム紹介:KUNIHARA wetlab【東京ハートラボ2019】
[vc_row][vc_column][vc_column_text]東京ハートラボ2019のプログラム内容をご紹介いたします。
今回は1日目のウエットラボ「KUNIHARA wetlab」コースです。
外科医対象の少人数制の人気コースとなります。
ぜひご参加ください!
2019年11月23日(土)14:00-17:00
KUNIHARA wetlab
『感染性心内膜炎に対するグルタールアルデヒドを用いた安定化と感染対策』
東京慈恵会医科大学 心臓外科学講座 國原 孝
僧帽弁位の感染性心内膜炎は弁の破壊が著しく、弁温存が困難で置換に至るケースが多いとおもわれる。しかしかかる症例は比較的若年でもともとの弁は正常であることが少なくなく、置換に至り忸怩たる思いをしたことは誰でも一度ならずあるだろう。しかしもともと肥厚していない弁尖が感染によりさらに脆弱になり、形成が困難なケースがあるのも事実である。感染の再発を考慮すると、切除すべき境界の判断も多いに迷うところである。
そこでわれわれは2004年以降、このような症例にグルタールアルデヒドを局所的に使用して、縫合部位の補強と感染制御による再発防止に役立てている。その結果86%で形成が可能で、そのうち3%が早期の僧帽弁逆流により置換に至ったが、感染の再発は一例も認めていない。
臨床でいきなりグルタールアルデヒドを使用するのはハードルが高いので、本wetlabではその使用法を習得してもらうことを最大の目的とする。ついで腱索を巻き込んだ症例における腱索再建や乳頭筋吊り上げ・接合術などのテクニックも試していただき、どのような状況下でも形成する姿勢を学んで頂く。感染性心内膜炎だから置換で許される時代は過ぎ去った。本wetlabを経験して周囲の一歩先を行こう!
<参考文献>
1.Nakamura K, Hashimoto K, Sakamoto Y, Bando K, Yoshitake M, Matsumura Y, Kinouchi K, Abe T. Safe Use of Glutaraldehyde to Repair the Destroyed Valve in Active Infective Mitral Valve Endocarditis. Circ J. 2018;82:2530-4.
2.Kunihara T. Fixation or Disinfection? Circ J. 2018;82:2472-4.[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][us_cta title=”イベント詳細はこちら” title_tag=”h3″ color=”light” btn_link=”url:http%3A%2F%2Ftokyoheartlab.com%2Fevent_tokyoheartlabo%2F|||” btn_label=”東京ハートラボ2019 詳細へ” btn_style=”3″ btn_iconpos=”right” btn_size=”15px”]東京ハートラボ2019
開催日:2019年 11月23日(土)〜24日(日)
会場:TKP品川カンファレンスセンター/THE GRAND HALL
こちらから詳細をご確認ください。[/us_cta][/vc_column][/vc_row]