TOKYO HEART LAB.(東京ハートラボ)

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2024.03.06 3月14日(木)THL無料ウェビナー エドワーズライフサイエンス共催 『DMRを再考する〜DMR治療戦略・治療タイミング〜』

アイザック・ニュートンは『巨人の肩の上に立つ』と言いました。(お、でかく出たな、と思わない思わない笑)細かい解釈は於いておきますが、この態度は我々にも示唆に富みます。
 器質的僧帽弁逆流 (DMR)。ハートチームは、長い間この課題に取り組んできました。辿り着いた答の1つは外科的弁置換術、2つ目が外科的弁形成術です。弁形成術の技術的進化は弁置換のデメリットを解決し、今やファーストチョイスの治療にしています。
 そして今、3つめの治療としてTEER(transcatheter edge-to-edge repair)と呼ばれる経カテーテル治療が登場してきました。TEERの進化は、現代の私達の治療戦略を大きく変えようとしています。この方法の個別適応性は外科的弁形成術に劣っているかもしれません。しかし、低侵襲性とともに治療クオリティーの均質化が得られれば、その適応範囲が拡大し、我々のDMR治療が最適化できる可能性があります。誰がどこで使っても同じ結果が出れば、治療が進化するのではないか。という考え方です。
 TEERが外科的僧帽弁形成を越える、あるいは肩を並べるかどうかの鍵の1つは、治療を支えるコンセプト。僧帽弁複合体のどこを、どのように取り扱えば、理想的なTEERができるのでしょうか。そうです、弁形成で使っているコンセプトがどうしても必要です。だから、私達も『巨人の肩の上に立』たせてもらいたいと思っています。 
この月例会の具体的な目標は以下になります。
・DMRの自然歴と外科治療の歴史を知る
・DMRの外科的治療のコンセプトを理解する
・DMRに対するTEER: PASCAL system
・最適なDMR治療を見据える: 治療時期、患者選択、術式選択

この機会を、皆さまのDMRのご理解にお役立て頂ければ幸いです。では頑張って『アホかと言わない・思わない』!

THL無料ウェビナー エドワーズライフサイエンス共催
『DMRを再考する〜DMR治療戦略・治療タイミング〜』
企画:杉浦淳史先生・渡辺弘之先生 

【プログラム】
DMRの自然歴 Moderateではダメなのか
僧帽弁形成の適応拡大 Asymptomatic, afなど
僧帽弁形成のUnmet NEEDSとその回答
2つのTEER
まとめ

【講師・司会・ファシリテーター】
伊藤丈二先生(東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科医 )
杉浦淳史先生(ドイツ ボン大学循環器内科)
濱 元拓先生(札幌心臓血管クリニック心臓血管外科)
細羽創宇先生(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 心臓血管外科)
渡辺 弘之先生 (東京ベイ浦安市川医療センター 循環器内科)

【エドワーズライフサイエンス PASCAL Precisionシステム】
60年以上、 構造的心疾患の治療イノベーションを提供してきたエドワーズライ フサイエンスから器質性僧帽弁閉鎖不全症のためのTEERの新たな選択肢として、 高度な機能性を有するPASCAL Precisionシステムが国内に導入されました。
PASCAL Precisionシステムは、 留置時にインプラントの形態を自在に変えることで、 解剖学的構造に合わせたナビケーションを実現し、 弁尖組織への損傷軽減を考慮したデザインを採用しています。 

【配信日時】2024年3月14日(木) 19:30~21:00
 ※後日ウェビナーの録画を1ヵ月間見逃し配信いたします!
【配信方法】オンライン(zoom)
【参加費】無料!
【参加対象】
 医療関係者;循環器に興味ある ハートチームスタッフ、およびこれから合流予定している皆様。
 全職種、企業の方も是非どうぞ。
【参加方法】
 Peatixのチケット https://tokyoheartwetlab240314.peatix.com (イベントに参加)から接続をお願いいたします。
 2日前までにお申し込みを頂いた方にはPeatixのメッセージでもリンクをお送りいたします。
 〔使用アプリケーションはZoomです。事前にご自身で環境のご準備をお願い致します。〕

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