TOKYO HEART LAB.(東京ハートラボ)

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2025.01.15 2025年1月30日(木)19:00〜THLツーコイン『器質的僧帽弁閉鎖不全(DMR)治療の最前線 〜手術リスクと治療選択をどう考えるか〜』

 器質的僧帽弁閉鎖不全症(DMR)は、一次性MRとも呼ばれ、薬物治療では予後が悪く、外科手術や経カテーテル治療が治療選択肢となります。外科手術は長い実績があり、若年でリスクの低い患者には良好な成績を示しています。一方で、近年ではMitraClipやPASCALによるTEER(経カテーテル僧帽弁修復術)が登場し、高齢・高リスク患者に対する有効性が証明されています。日本でも2018年から導入され、着実に経験が蓄積されています。

 その中で、こうした治療選択に悩む症例は実際の臨床現場でよく遭遇します。たとえば、「心臓手術の既往があり、肺疾患も抱える比較的元気な86歳女性。TEERを考慮したいが、僧帽弁形態が複雑で判断が難しい」。あるいは、「高血圧で通院中の80歳男性。息切れを主訴に受診し、P2 prolapseによる重度MRを指摘された。手術リスクを考慮しつつ治療方針を決定する必要がある」など。

 皆様の施設では、DMR患者に対してどのような治療戦略を立てていますか?また、もしある日突然、ご自身やご家族がDMRと診断されたとしたら、どのようなハートチームに、どのような治療戦略を期待するでしょうか?

ー登壇者と討論のポイントー
 今回のウェビナーでは、帝京大学心臓血管外科の下川智樹教授、心臓病センター榊原病院の森川喬生先生をお呼びして講演していただきます。その中で、TEERと外科手術、それぞれの長所とボトルネックを一緒に考えていきましょう。続く総合討論では以下の点に焦点を当てて議論したいと思います。
・手術高リスク+複雑解剖症例におけるDMR治療戦略
・手術中等度リスクにおけるDMR治療戦略

 こうした実臨床に即したテーマのWebinarでは、登壇者だけでなく、参加される皆様からの積極的な質問やコメントをお待ちしています。皆様のご意見を共有することで、新たな知見や研究のヒントが生まれ、より良い診療の未来を切り開けるはずです。1月30日、オンラインでお会いできるのを楽しみにしています。 

 杉浦淳史 Nagoya Heart Center / University of Bonn

THLツーコイン:
『器質的僧帽弁閉鎖不全(DMR)治療の最前線 〜手術リスクと治療選択をどう考えるか〜』

【企画責任者】
杉浦淳史先生・渡辺弘之先生

【プログラム】
DMR治療の変遷
DMR治療戦略: TEER
TEERの長所とボトルネック?
DMR治療戦略: 外科的僧帽弁手術
外科手術の長所とボトルネック?
DMR治療戦略の今後: もしある日家族がDMRと診断されたら
<総合討論>
手術高リスク+複雑な解剖を有する患者のDMR治療戦略
手術中等度リスクのDMR治療戦略

【出演】
下川智樹先生(帝京大学附属病院心臓血管外科)
杉浦淳史先生(ドイツ ボン大学循環器内科)
森川喬生先生(心臓病センター榊原病院内科)
渡辺弘之先生(東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科)

【配信日時】
2025年1月30日(木)19:00~20:00 
 ※後日ウェビナーの録画を1ヵ月間見逃し配信いたします!

【配信方法】
オンライン(zoom)

【参加費】
ツーコイン(1000円)

【参加対象】
 医療関係者;循環器に興味ある ハートチームスタッフ、およびこれから合流予定している皆様。
 全職種、企業の方も是非どうぞ。

【参加方法】
 Peatixのチケットをhttps://tokyoheartlab20250130.peatix.comから         ご購入いただき、(イベントに参加)から接続をお願いいたします。
 2日前までにお申し込みを頂いた方にはPeatixのメッセージでもリンクをお送りいたします。
 〔使用アプリケーションはZoomです。事前にご自身で環境のご準備をお願い致します。〕

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