TOKYO HEART LAB.(東京ハートラボ)

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2024.05.26 ブラボ―通信 2024/5/26

こんにちは ブラボー通信が届く今 多分日曜日の午後4時くらい。先週はオバQで自己肯定感を取り戻した私ですが笑 あなたは?

実はここ何週間か、阿部幸雄先生が頑張ってるTHE ECHO LIVE(6月8日15時から ウエブ開催 http://www.echo-live.com/2024/index.html)の出し物として『劇団心機一転』のドラマを書いています。素人なので教科書が欲しくなり、著名な作家、平田オリザさんに辿り着きました。そのオリザさん、対話と会話の違いについて、こうおっしゃっています。家族の間ではよく会話は交わされるけれど、対話は少ない、特に必要ないと。たとえばずっと一緒にいる家族では「あれ」の一言で通じます。永年連れ添ったご夫婦や高校生のお子さんがいる3人家族とか。

ただ、新婚だとだいぶ違う。言ってなかったことがとんでもない結果につながります。例えば新車を買ったあとで、来年は給料がない話が出て大げんか。和風スパゲティを作ってて、あと1分でパスタが茹で上がるタイミングで海苔がないことがわかる。のりを買ってきて!頼んだら、コンビニでスティック糊を買ってきて、これまたケンカ笑。話の順序や思い込みがずれてると行き違いが起こります。

だから相手に合わせて説明が必要だし、思い込みをすり合わせるし、つまり対話が必要になります。あれれ、これハートチームに使えない?ん?何言ってんのとか言わないで、ちょっと聞いてくださいまし。

ハートチームとしての私たちの役割はどんどん変わってきています。まずは情報の共有は大切。その上で、たとえば弁膜症治療のガイドラインは数年で変わり、患者さんのニーズだって人それぞれ。だから、答えは一つではなく、常に複数の選択肢を組み合わせる必要があります。そこで現場に対話が活かせればと思っています。ここまでいいですか?ダメ?
 
これを職場のチームに置き換えてみました。もしチーム内で役割が固定され、専門用語が飛び交い、説明なしに結論だけが提示されるとどうでしょう。もし会議で毎回同じ人が話すだけなら、本当の意味での対話はなくなってしまいますね。工場で同じ製品を効率的に生産する場合はそれでも良いかもしれませんが、新しいアイデアや異なる視点が求められる時、そうはいきません。
 
では、どうしたらいいでしょうか?私の思いつきでは、役割を少し変えてみるのはどうでしょう。例えば、普段参加しないスタッフを会議に招くことで、新鮮な意見が交わされるような状況を作り出すのです。そうすると、専門用語はわかりやすい共通言語に置き換えられ、新しいアイデアや視点が生まれやすくなります。こうしてチームが少しずつ変わるかもしれません。

チームを活性化する鍵は、言い換えれば、役割の流動化かなということです。つまり、いつものチームにお客さんが来たような状態を作り出せれば良くないですか!お芝居なら技師の役を医師がするとか、研修医の役を部長と入れ替えるとか。でも現実的には難しい。ハイその通り!できません笑。

で、例えば『素朴な疑問』を開示し交換してみてはどうでしょう。例えば、医師が技師に、技師が医師に素朴な疑問を投げかけるのです。このように互いに質問を共有し、意見を交換することで、チームは少しずつ変わっていくかな。

うまくいくかなあ?大丈夫大丈夫!アホかと言わない・思わない!頑張って!

今週の東京ハートラボ、個人会員向けのイベントをご紹介します! お見逃しなく!
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・日時: 2024年5月29日(水) 21:00-21:30
・タイトル: 「進化したいハートカフェ「GLS みんなどこまでやってるの?」」
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・日時: 2024年5月27日(月) 21:00-22:00
・タイトル: 「第36回EF目あわせ」

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