プログラム紹介:ビデオライブ1 『大動脈弁輪拡大のコンセプト』【第12回東京ハートラボ】

11月26日(日) メインセッション
ビデオライブ1「困ったぞ!狭小弁輪」
Lecture『大動脈弁輪拡大のコンセプト』

ファシリテーター 大北 裕(神戸大学大学院医学研究科外科学講座心臓血管外科学 心臓血管外科)
ファシリテーター 渡辺 弘之(東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科)
演者 夜久 均(京都府立医科大学大学院医学研究科心臓血管外科学 心臓血管外科)

大動脈弁輪拡大の目的は、十分な大きさの弁を縫着し、PPM(patient-prosthesis mismatch)を防ぐことである。PPMの回避は左室心筋重量を減少させ(LV mass regression)、このことが患者の予後改善に繋がる。また最近はもう一つの目的が考えられる。それは将来のvalve-in valveに備えるということである。AHA/ACCガイドラインの2017 Updateでは機械弁の適応年齢が60歳以下から50歳以下に引き下げられた。従って生体弁が比較的若い年齢に適応される可能性が高まってくる。将来の人工弁機能不全(SVD)に対してTAVIがvalve-in-valveの形で適応となる症例が増える。最近の臨床研究でvalve-in-valveを行う場合、23 mm未満の生体弁はTAVI生体弁の圧較差増大のリスク・ファクターであった。従って比較的若い患者に生体弁を使用し、将来のvalve-in-valveを考える場合は最低でも23 mm以上の生体弁を使用する必要があり、入らない場合は弁輪拡大が必要となる。生体弁機能の向上によって、現在の実臨床ではほとんど弁輪拡大術を要しないが、今後TAVIによるvalve-in-valveを想定すると、弁輪拡大の重要性がクローズアップされていくであろう。

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第12回東京ハートラボ

開催日:2017年 11月25日(土)26日(日)
会場: ステーションコンファレンス東京/THE GRAND HALL(品川グランドホール)
こちらから詳細をご確認ください。

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