プログラム紹介:ビデオライブ1 『狭小弁輪の現実』【第12回東京ハートラボ】

11月26日(日) メインセッション
ビデオライブ1「困ったぞ!狭小弁輪」
Lecture『狭小弁輪の現実』

ファシリテーター 大北 裕(神戸大学大学院医学研究科外科学講座心臓血管外科学 心臓血管外科)
ファシリテーター 渡辺 弘之(東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科)
演者 下川 智樹(帝京大学医学部 心臓血管外科)

狭小弁輪とは、従来①絶対値としての大動脈弁輪径21㎜以下、②相対値としての術後に患者-人工弁不均衡(Patient‐prosthesis mismatch:PPM)が予想される大動脈弁輪とされていたが、近年では小口径人工弁の開発により、前者の定義は最小の人工弁が入らないか、大動脈弁輪径19㎜以下とすることが一般的である。人工弁の歴史は、Harkenが1960年にボール弁による大動脈弁置換術を成功させたことに始まり、1978年にRahimtoolaがPPMの概念を提唱し[1]、2000年にPibarotは人工弁の有効弁口面積(effective orifice area:EOA)を体表面積で除したEOAIが0.85cm2/m2以下になると、人工弁圧格差が指数関数的に増大し、左室肥大が改善されず、遠隔期に心不全や突然死を来すことを示した[2]。大動脈弁置換術においてはEOAI>0.85 cm2/m2を満たすことが人工弁の選択基準の一つになっていて、EOAI<0.65 cm2/m2では重度のPPMと判断される。

1) Rahimtoola SH. The problem of valve prosthesis-patient mismatch. Circulation. 1978; 58(1): 20-24.
2) Pibarot P and Dumesnil JG. Hemodynamic and clinical impact of prosthesis-patient mismatch in the aortic valve position and its prevention. J Am Coll Cardiol. 2000 October; 36(4): 1131-1141.

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第12回東京ハートラボ

開催日:2017年 11月25日(土)26日(日)
会場: ステーションコンファレンス東京/THE GRAND HALL(品川グランドホール)
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