TOKYO HEART LAB.(東京ハートラボ)

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2016.10.20 第11回 東京ハートラボご挨拶

東京ハートラボは、最初の10年を終了し、次の10年に踏み出します。

この有料の心疾患講習会は、皆様の知りたい気持ちと、コアメンバーの伝えたい気持ちの重なりで生まれました。
また30社を越える医療関連会社の支援は、静かに大きく私達を支えています。
そして私達のコンセプト、「クロスラーニング」は故吉川純一先生が教えてくれた大切な考え方です。

クロスラーニングとは、職種や立場が異なる人同士が、壁を越えてともに学ぶこと、お互いに教え合うことを指しています。
吉川先生は、「患者さんが受診した外来が外科なら外科的治療、内科なら内科的治療ではいかん。入り口がどちらでもベストの治療を提供しなければならない」と私達に伝えました。
私達はそのために何ができるか、何をすべきかを考え、たどり着いた答えが「クロスラーニング」でした。

しかし、クロスラーニングを具体的に見えるようにすることは、想像以上に困難な課題でした。
最初の壁は職種の壁。
あちらはあちら、こちらはこちら、It’s none of your business!です。
その答えは病院の中にありました。
エコーが読める外科医は質の高い手術ができますし、逆もまた真なりです。
私達は専門家の壁の内側が、実は外側、つまり壁の向こうに影響を与えていることに気付き、そこに注目しました。
そしてコアメンバー同士、その壁を越えました。

次の壁は 参加者の心の壁。

こんなことを質問したら 自分の価値が下がる。
こんなことを聴いたら、その場が凍る。
これ、違いますよね。
実際にはそんなことはありませんでした。
自分がわからないことは、皆も知らないことでした。
そこで生まれたモットーが「アホかと言わない・思わない」こと。
東京ハートラボはあなたを試すテストではありません。
のびのびと、学び・伝えるための場所です。

東京ハートラボはその場での経験を最も重視しています。
皆さんの中に、答えの半分が眠っています。
今年は記念すべき第11回ですが、次の10年のための第1回目です。
見知らぬ隣人と学ぶ覚醒の時はすぐそこまです。
2016年12月3日と4日、東京でお待ちしています!

東京ハートラボ コアメンバー一同

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